今日は、昼間日比谷のシアタークリエで「ニュー・ブレイン」を、
夜は東銀座の歌舞伎座で三月大歌舞伎「元禄忠臣蔵」千秋楽を、
続けてみてまいりました。
どちらも素晴らしかったです。近々にレビューを書きますが、
ちょこっとだけ感想を。
歌舞伎のほうは、
團十郎、仁左衛門、幸四郎がそれぞれ内蔵助を演ずるという、
垂涎の三幕競演仕立て。
たまりません。
幕ごとに演じ人が違うのに、そんなこと全然おかしいと思わず
「内蔵助」だと信じられる、私たちの忠臣蔵DNAを改めて自覚。
3人以外では、幸四郎(内蔵助)・染五郎(磯貝)と共演の福助(おみの)が圧巻。
女のまことを訴える力に涙、涙。
また「ニュー・ブレイン」は、
これぞアメリカのミュージカル、という作品を、
実力十分の10人が最高のハーモニーで魅せてくれます。
こちらはまだ日にちがあるので、
ぜひご覧ください!!
四季を退団した石丸幹二のなめらかな声、
「ジキル&ハイド」のときより、また一段と歌声が研ぎ澄まされたマルシア
人形の役までこなしちゃう樹里咲穂、
正統派のバラードも、Jassyなリズムもこなす初風諄、
田村雄一もパパイヤ鈴木も畠中洋も中村桃花も、
とにかくみんな中央でソロを歌って拍手喝采、
そのとき「その他」はコーラスにまわる。
このコーラスが鳥肌もの!
彼ら、ブロードウェィでもやれるんじゃない?って思います。
歌い方が、ただ正確なだけじゃなく、味があるんです。
ものすごい難しい不協和音なのにバッチリ音程があって、
響きが共鳴しあって
うーん、初めての経験だ…これ。
ぜひぜひお越しください。
クリエはそう広くない舞台ですが、
シンプルな舞台装置にちょうどよい人数で、
舞台がとても近くに感じました。
ちょっとだけ、といいながら、
結局ながなが書いてしまいました。
- 舞台
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