一日経って、まだあの「いわく言いがたい」感情、
生々しいっていうか、気持ち悪いとまではいかないんだけど、
見たいし知りたいけど分かりたくないような、あの感触が、ぐるぐると…。
一体、あれは、何?
そして、今日、突然ひらめいた。
あれは、サルトルの「嘔吐」だわ。
【送料無料選択可!】嘔吐 新訳 (単行本・ムック) / サルトル/著 鈴木道彦/訳
昨日の私は、主人公ロカンタンが、海の、波が打ち寄せる海岸で波を見ていて、
そこで拾った石に突然吐き気を催したのと同じ。
アタマでは考えられないもの、
意味を見出そうとしてもしかたのないもの、
「そこにあるもの」としての存在、
「そこにあるだけでゆるがせにできないもの」
つまり「実存」(existence)ですね。
これがズズズズズズズーーーーーン!と体にもぐりこんできてしまったわけ。
金森氏が哲学者だってことはわかってた。
彼の右脳と左脳がどうつながってんだか、と思ったけど、
そうか、ダンスのできるサルトルだった、と。
まいったな~。
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Noism「Nameless Voice」の衝撃@さいたま芸術劇場(2)
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